●湿害やドライスポットによるしおれ防止に!シリンジング。
水の管理は大切!芝生への散水のポイント。
猛暑対策、湿害やドライスポットによるしおれ防止に!シリンジング。
シリンジングってなぁに?
通常の散水とは別に、芝生の葉を濡らす程度の非常に細かなミスト状の散水を行うことをいいます。
水の粒が大きいと葉面散布になりません。
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猛暑、湿害やドライスポット対策に。
シリンジングの目的とその効果
何のために行うとよいのでしょうか?3つの目的を紹介します。
1.猛暑時に芝生の表面温度を冷却する
夏の暑い日、通常の散水とは別に、非常に短時間にシリンジングを行います。
気温が摂氏30度以上で湿度が40%以下のとき、1日当たり1~2回くらい行うのが目安です。
水の気化熱による効果(水は1グラム当たり585calの熱を奪います)により、芝生の表面温度を摂氏3~6℃程度下げる効果があります。また、周囲の温度も下げることができます。
扇風機を併用すると冷却効果が高まりますので、風通しが悪いお庭にはおすすめです。
例えば、寒地型芝生であるベントグラスは地温が摂氏24度を越えると吸水能力が低下し、葉のしおれを起こしやすくなるので、シリンジングにより芝生の表面温度を下げ、また、葉を湿らせてあげるとよいです。
2.湿害(Wet Wilt)に対する応急処置
湿害により根の吸水機能が停止すると水分が欠乏します。短時間のシリンジングにより葉を湿らせてあげるとよいです。
詳しくはこちら!
高温過湿の固結土壌はNG!芝生を湿害(Wet Wilt)から守ろう。
3.ドライスポット(Dry Spot)に対する応急処置
ドライスポットによって葉がしおれたり、枯死することがあります。短時間のシリンジングにより葉を湿らせてあげるとよいです。
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