○グリーンキーパーはこんな人。
取材協力=太平洋クラブ御殿場コース
グリーンキーパーはこんな人。
太平洋クラブ御殿場コースの芝生のメンテナンスを手がける『芝生のスペシャリスト』、久保田一彦さんにお話を聞きました。
Qグリーンキーパーの仕事は?
A芝刈り、エアレーション、目砂など、幅広いコース管理のお仕事を、芝生の状態、季節、天候、気温などを考慮して作業の指揮を執ります。
そのために、コースチェックゴルフアカデミー訪問(所属プロと情報交換)、キャディーマスター室訪問(お客様の声が真っ先にくるところ、ゴルファーの進行遅れをチェック)、メンバーやキャディーさん、支配人との情報交換、コース管理スタッフと機械の状況やコースの状態などのミーティング、太平洋グループの他のグリーンキーパーとの情報交換は欠かせません。
Qお仕事は朝何時からはじまって何時に終わりますか?
A開場する前の朝5時30分から夜19時までです。
Qスタッフ何人でコース管理をされているのですか?
Aグリーンキーパー1人、機械係1人、コース管理スタッフ11名の計13名です。
トーナメント、三井住友VISA太平洋マスターズ開催前は、太平洋グループの他のゴルフコースより+17名の応援をもらって、総勢30名で大会を支えます。
Q尊敬する人はいますか?
A師匠であるコースメンテナンスアドバイザーの日比野忠行氏(元太平洋クラブスーパーインテンデント)です。
『芝生が心地よいと思うことをしてあげなさい。そのためにはお前が芝生になれ。』、『物事にはプラス面とマイナス面があるから、プラス面が多くなるように考えなさい。』などたくさんの教えを胸に抱き、芝生と向き合っています。
Q『グリーンキーパーになって良かったなぁ。』って思う瞬間ってどんなときですか?
Aお客様に褒めていただいたりしたときが一番嬉しくて、背筋がゾクゾクするんです。
トーナメントのとき、グリーンが上手く仕上がって、プロから褒められたスタッフが、ニコニコしながら戻ってくるのを見るのが一番幸せです。
Qゴルフの腕前は?
A100前後かな?月に1度くらいのペースでします。実際にプレーすることでお客様目線でコースを見ることができます。
Qグリーンキーパー久保田さんの今後の目標を教えてください。
A超一流のホテルや旅館など、すべてがライバル。目標は芝生に情熱と愛情を注いでお客様に感動を与えられるコースづくりです。そのために、ただの芝刈りおじさんで終わりません。
10番ホールグリーン上で。
憧れの太平洋クラブ御殿場コースを探検しよう!