きれいな芝生にするには正しい水やりが欠かせません。
しかし、芝生の水やりのタイミングやどれぐらいあげればよいのかがわかりにくいものです。
水分を測定し土壌の状態を確認して芝生に水をあげましょう。
芝生の土壌の水分、温度以外にも土壌酸度、照度、塩分濃度が簡易的に測定できます。
お庭の複数観測地点を測定し、傾向を把握するのに活躍します。
液晶画面はバックライトが点灯し、大きな数字で数値が読み取りやすいものとなります。
計測部の先には保管にも便利なキャップ付き。
▼【酸度】
芝生は弱酸性-中性の土壌を好みます。
例えば芝生の種類別では、
バミューダグラスはpH5.5-7.5 ケンタッキーブルーグラスはpH6-7 トールフェスクはpH5-8.5 ペレニアルライグラスはpH6-7
クリーピングベントグラスはpH5.5-7 高麗芝・野芝のおすすめはpH6-7が適応値になります。
薬剤などの散布により土壌の酸度は多少変わることがあります。家庭菜園などでアルカリ調整のために使用する消石灰は、
アルカリ傾向の土壌にしてしまいますので安易な散布は気をつけます。一度お庭の酸度(PH)を測ってみるとよいでしょう。
※
芝生のおすすめ酸度(pH)について詳しく知りたい方は
こちらを参考に!
▼【水分】
芝生を育てるのには頻繁に水やりすると根腐れをおこすため水分が10~25%の間のNOR、WETぐらいが望ましいでしょう。
DRY+、DRYでは水やりが必要となるタイミングとなります。
しかし、種をまいて発芽までは水分をしっかり含んだ土壌に根付きやすいのでWET、WET+にすると良いでしょう。
表示 |
土壌水分 |
DRY+ |
5%未満 |
DRY |
5~10% |
NOR |
10~20% |
WET |
20~30% |
WET+ |
30%超 |
▼【地温】
芝生の種まき、植付けをする時は、地温がとても大事です。
地温と芝生の発芽適温を参考に、芝生の種まきや植付けをしましょう。
高麗芝などの暖地型芝は地温20℃、ベントグラスやケンタッキーブルーグラスなどの寒地型芝は地温15℃が芝生の生育が良いです。
▼【塩分濃度】
芝生を育てるのには塩分を含まない土壌が望ましいです。
仕様
本体サイズ:29.3×6×3.7(計測部 φ0.6×18)
cm
製品重量:132g(電池含)
測定範囲 土壌酸度(12段階):pH3.5~9.0(最小表示 pH0.5※、精度 ±pH0.5)
土壌温度:5~40℃(最小表示 1℃、精度 ±1℃)
土壌塩分濃度(2段階):DANGER、NOR
土壌水分(5段階):DRY+、DRY、NOR、WET、WET+
照度(9段階):LOW-、LOW、LOW+、NOR-、NOR、NOR+、HGH-、HGH、HGH+
※電源 単4アルカリ乾電池 3本(付属の電池はモニター用の為、電池寿命が短い場合があります。)
※説明書付き