2017.11.22(水)03時15分06秒
こんにちは。バロネスダイレクトのむらしたです。
芝生のよくある質問についてお答えします。
オーバーシードってなに?
『オーバーシード』は直訳では芝生の上から種まきをするという意味になります。同じ意味でオーバーシーディングと言ったりもします。
ただ日本ではウィンターオーバーシードと同じ意味で使われることが多いです。
日本で多く植えられている高麗芝などの暖地型芝は冬に気温が下がってくると茶色く休眠してしまうので冬はお庭がさびしいけど、ケンタッキーブルーグラスなどの冬も緑の寒地型芝は関東以西の温暖な地域だとお手入れが大変だしとお悩みの方も多いですよね。
そんな方におすすめなのが『オーバーシード』です。
では今日は『オーバーシード』のお話をします。
・オーバーシードってなに?
オーバーシードはプロが使うサッカー場や、野球場、ゴルフ場などで行われる手法です。 暖地型芝が冬に休眠している上から冬も緑を保つように寒地型芝の種をまいて1年中芝生を緑の芝生にすることです。 ベースとなる暖地型芝はティフトン419かバミューダグラスが使われます。これはオーバーシードされる寒地型芝に負けないように生長が旺盛な芝生である必要があります。 オーバーシードする寒地型芝の品種は短年草かつ、耐暑性が弱いタイプでペレニアルライグラスやアニュアルライグラスが使われます。これは春にトランジッションをしてベースの暖地型芝に切り替えを容易にするためです。秋にオーバーシードする寒地型芝は毎年種まきする必要がありますが、ベースの暖地型芝は一度植えたらそのままです。
・秋のオーバーシードってどうやってやるの?
前準備として、種まきの1ヶ月くらい前から肥料の量を減らしていきます。 種まき作業としてはまず暖地型芝を刈高10mm以下で刈ります。5、6mm程度の刈高が望ましいです。 レーキで表面深さ3mm程度の溝を 約1cm間隔で入れベース芝の密度を下げます。そこでオーバーシード用の種を1平米あたり40~70gの種をまきます。肥料を適量与えます。目土をし(厚さ2~5mm程度)擦り込みます。あと1週間程度は表面が乾かないように毎日水やりをします。発芽した芝生が2~3cmに生育するまでは立入禁止です。2~3cmくらいでのお手入れをおすすめします。ベースとなる芝生が高麗芝や野芝の場合は、生長力が旺盛ではないので種をまく量を1平米25g程度にしましょう。
特にエアレーション等の更新作業を行った場合は、根が露出してしまいますので、速やかに目土入れをして保護してあげましょう。
・春のトランジッションってどうやってやるの?
オーバーシードした寒地型芝を衰退させ、暖地型芝に切り替えることをトランジッションといいます。適期は4~5月頃です。 まず寒地型芝を刈高10mm以下で刈ります。 5、6mm程度の刈高が望ましいです。レーキなどでサッチとりをするように表面をひっかきます。更新作業(エアレーション)もするとよいです。これを繰り返し行うことで夏に強い暖地型芝の生育が始まります。 秋のオーバーシードで1平米あたり50g以上の種まきを行った場合は、シバゲンDFなどの除草剤を使うと切り替えが容易になります。
オーバーシードは2種類の芝生を二毛作のように切り替えて行う方法です。 その季節に適した芝を育てるのでお手入れはし易いですが、トランジッションのタイミングを逃すとベースの暖地型芝を傷めてしまうことになりますのでご注意ください。
ウィンターオーバーシーディング専用品種 ペレニアルライグラス レグゼット
発芽・初期成育が非常に早く高級感あふれる濃緑な色合いです。
みなさん、難しく考えなくて大丈夫、芝生を満喫しましょう。
バロネスダイレクトは芝生のあるお庭づくりを応援します。
芝生のお庭づくりに役立つ情報満載の『なるほど芝生の豆知識』もご覧くださいね。
オーバーシードってなに? ( 芝生のお手入れ )
こんにちは。バロネスダイレクトのむらしたです。
芝生のよくある質問についてお答えします。
オーバーシードってなに?
『オーバーシード』は直訳では芝生の上から種まきをするという意味になります。同じ意味でオーバーシーディングと言ったりもします。
ただ日本ではウィンターオーバーシードと同じ意味で使われることが多いです。
日本で多く植えられている高麗芝などの暖地型芝は冬に気温が下がってくると茶色く休眠してしまうので冬はお庭がさびしいけど、ケンタッキーブルーグラスなどの冬も緑の寒地型芝は関東以西の温暖な地域だとお手入れが大変だしとお悩みの方も多いですよね。
そんな方におすすめなのが『オーバーシード』です。
では今日は『オーバーシード』のお話をします。
・オーバーシードってなに?
オーバーシードはプロが使うサッカー場や、野球場、ゴルフ場などで行われる手法です。 暖地型芝が冬に休眠している上から冬も緑を保つように寒地型芝の種をまいて1年中芝生を緑の芝生にすることです。 ベースとなる暖地型芝はティフトン419かバミューダグラスが使われます。これはオーバーシードされる寒地型芝に負けないように生長が旺盛な芝生である必要があります。 オーバーシードする寒地型芝の品種は短年草かつ、耐暑性が弱いタイプでペレニアルライグラスやアニュアルライグラスが使われます。これは春にトランジッションをしてベースの暖地型芝に切り替えを容易にするためです。秋にオーバーシードする寒地型芝は毎年種まきする必要がありますが、ベースの暖地型芝は一度植えたらそのままです。
・秋のオーバーシードってどうやってやるの?
前準備として、種まきの1ヶ月くらい前から肥料の量を減らしていきます。 種まき作業としてはまず暖地型芝を刈高10mm以下で刈ります。5、6mm程度の刈高が望ましいです。 レーキで表面深さ3mm程度の溝を 約1cm間隔で入れベース芝の密度を下げます。そこでオーバーシード用の種を1平米あたり40~70gの種をまきます。肥料を適量与えます。目土をし(厚さ2~5mm程度)擦り込みます。あと1週間程度は表面が乾かないように毎日水やりをします。発芽した芝生が2~3cmに生育するまでは立入禁止です。2~3cmくらいでのお手入れをおすすめします。ベースとなる芝生が高麗芝や野芝の場合は、生長力が旺盛ではないので種をまく量を1平米25g程度にしましょう。
特にエアレーション等の更新作業を行った場合は、根が露出してしまいますので、速やかに目土入れをして保護してあげましょう。
・春のトランジッションってどうやってやるの?
オーバーシードした寒地型芝を衰退させ、暖地型芝に切り替えることをトランジッションといいます。適期は4~5月頃です。 まず寒地型芝を刈高10mm以下で刈ります。 5、6mm程度の刈高が望ましいです。レーキなどでサッチとりをするように表面をひっかきます。更新作業(エアレーション)もするとよいです。これを繰り返し行うことで夏に強い暖地型芝の生育が始まります。 秋のオーバーシードで1平米あたり50g以上の種まきを行った場合は、シバゲンDFなどの除草剤を使うと切り替えが容易になります。
オーバーシードは2種類の芝生を二毛作のように切り替えて行う方法です。 その季節に適した芝を育てるのでお手入れはし易いですが、トランジッションのタイミングを逃すとベースの暖地型芝を傷めてしまうことになりますのでご注意ください。
ウィンターオーバーシーディング専用品種 ペレニアルライグラス レグゼット
発芽・初期成育が非常に早く高級感あふれる濃緑な色合いです。
みなさん、難しく考えなくて大丈夫、芝生を満喫しましょう。
バロネスダイレクトは芝生のあるお庭づくりを応援します。
芝生のお庭づくりに役立つ情報満載の『なるほど芝生の豆知識』もご覧くださいね。