2017.02.28(火)08時45分46秒
こんにちは。バロネスダイレクトのむらしたです。
芝生のよくある質問についてお答えします。
芝のWOSってなに?
日本の関東以西の地域で芝生と言えば、高麗芝や野芝などの日本芝が一般的です。 日本芝はその名前の通り、もともと日本で自生している芝生なので育てやすくていいですよね。 でも日本芝は秋から冬に気温が下がってくると茶色く休眠してしまうので冬はお庭がさびしくなってしまいます。 ケンタッキーブルーグラスなどの冬も緑の寒地型芝は関東以西の温暖な地域だとお手入れが大変だし、とお悩みの方におすすめなのが『WOS』です。 では今日は『WOS』のお話をします。
・WOSってなに?
WOSはWinter Over Seed(Seedind)の頭文字をとったもので、冬に休眠して枯れてしまう暖地型芝の上から冬も緑を保つように寒地型芝の種をまいて1年中芝生を緑にすることです。 WOSはプロが使うサッカー場や、野球場、ゴルフ場などで行われる手法です。 ベースとなる暖地型芝はオーバーシードされる寒地型芝に負けないように生長が旺盛なティフトン419やバミューダグラスが使われます。ベースとなる暖地型芝は冬になると茶色く休眠してしまうので、秋に冬も緑の寒地型芝をオーバーシードします。 そのため『WOS(Winter Over Seed)』と呼ばれます。 オーバーシードする寒地型芝の品種は短年草かつ、耐暑性が弱いタイプでペレニアルライグラスやアニュアルライグラスが使われます。これは春にトランジッションをしてベースの暖地型芝に切り替えやすくし、ベースの暖地型芝の生育を邪魔しないためです。秋にオーバーシードする寒地型芝は毎年種まきする必要がありますが、ベースの暖地型芝は一度植えたらそのままです。
・WOSってどうやってやるの?
まず秋に暖地型芝を芝刈り機を使って刈高10mm以下で刈ります。5、6mm程度の刈高が望ましいです。 レーキで表面深さ3mm程度の溝を 約1cm間隔で入れます。オーバーシード用の種をまきます。1平米あたり25~70g(1坪あたり85~220g)の種をまきます。肥料を適量与えます。目土をします(厚さ2~5mm程度)。1週間程度は表面が乾かないように毎日水やりをします。発芽した芝生が2~3cmに生育するまでは立入禁止です。2~3cmくらいでのお手入れをおすすめします。 そして冬の間緑を楽しんだら、春にオーバーシードした寒地型芝を衰退させ、暖地型芝に切り替えるトランジッションをおこないます。適期は4~5月頃です。 まず寒地型芝を刈高10mm以下で刈ります。 5、6mm程度の刈高が望ましいです。レーキなどでサッチとりをするように表面をひっかきます。更新作業(エアレーション)もするとよいです。これを繰り返し行うことで夏に強い暖地型芝の生育が始まります。
WOSは2種類の芝生を二毛作のように切り替えて行う方法です。 その季節に適した芝を育てるのでお手入れはし易いですが、トランジッションのタイミングを逃すとベースの暖地型芝を傷めてしまうことになりますのでご注意ください。
みなさん、難しく考えなくて大丈夫、芝生を満喫しましょう。
バロネスダイレクトは芝生のあるお庭づくりを応援します。
芝生のお庭づくりに役立つ情報満載の『なるほど芝生の豆知識』もご覧くださいね。
芝のWOSってなに? ( 芝生のお手入れ )
こんにちは。バロネスダイレクトのむらしたです。
芝生のよくある質問についてお答えします。
芝のWOSってなに?
日本の関東以西の地域で芝生と言えば、高麗芝や野芝などの日本芝が一般的です。 日本芝はその名前の通り、もともと日本で自生している芝生なので育てやすくていいですよね。 でも日本芝は秋から冬に気温が下がってくると茶色く休眠してしまうので冬はお庭がさびしくなってしまいます。 ケンタッキーブルーグラスなどの冬も緑の寒地型芝は関東以西の温暖な地域だとお手入れが大変だし、とお悩みの方におすすめなのが『WOS』です。 では今日は『WOS』のお話をします。
・WOSってなに?
WOSはWinter Over Seed(Seedind)の頭文字をとったもので、冬に休眠して枯れてしまう暖地型芝の上から冬も緑を保つように寒地型芝の種をまいて1年中芝生を緑にすることです。 WOSはプロが使うサッカー場や、野球場、ゴルフ場などで行われる手法です。 ベースとなる暖地型芝はオーバーシードされる寒地型芝に負けないように生長が旺盛なティフトン419やバミューダグラスが使われます。ベースとなる暖地型芝は冬になると茶色く休眠してしまうので、秋に冬も緑の寒地型芝をオーバーシードします。 そのため『WOS(Winter Over Seed)』と呼ばれます。 オーバーシードする寒地型芝の品種は短年草かつ、耐暑性が弱いタイプでペレニアルライグラスやアニュアルライグラスが使われます。これは春にトランジッションをしてベースの暖地型芝に切り替えやすくし、ベースの暖地型芝の生育を邪魔しないためです。秋にオーバーシードする寒地型芝は毎年種まきする必要がありますが、ベースの暖地型芝は一度植えたらそのままです。
・WOSってどうやってやるの?
まず秋に暖地型芝を芝刈り機を使って刈高10mm以下で刈ります。5、6mm程度の刈高が望ましいです。 レーキで表面深さ3mm程度の溝を 約1cm間隔で入れます。オーバーシード用の種をまきます。1平米あたり25~70g(1坪あたり85~220g)の種をまきます。肥料を適量与えます。目土をします(厚さ2~5mm程度)。1週間程度は表面が乾かないように毎日水やりをします。発芽した芝生が2~3cmに生育するまでは立入禁止です。2~3cmくらいでのお手入れをおすすめします。 そして冬の間緑を楽しんだら、春にオーバーシードした寒地型芝を衰退させ、暖地型芝に切り替えるトランジッションをおこないます。適期は4~5月頃です。 まず寒地型芝を刈高10mm以下で刈ります。 5、6mm程度の刈高が望ましいです。レーキなどでサッチとりをするように表面をひっかきます。更新作業(エアレーション)もするとよいです。これを繰り返し行うことで夏に強い暖地型芝の生育が始まります。
WOSは2種類の芝生を二毛作のように切り替えて行う方法です。 その季節に適した芝を育てるのでお手入れはし易いですが、トランジッションのタイミングを逃すとベースの暖地型芝を傷めてしまうことになりますのでご注意ください。
みなさん、難しく考えなくて大丈夫、芝生を満喫しましょう。
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芝生のお庭づくりに役立つ情報満載の『なるほど芝生の豆知識』もご覧くださいね。