芝生の水やりの方法は? ( 芝生のお手入れ )
こんにちは。バロネスダイレクトのむらしたです。
芝生のよくある質問についてお答えします。
芝生の水やりの方法は?
水は生物を構成する物質の中で最も多く、芝生の約80%が水で構成されています。 水の含有量が80%から70%へと10%減少すると芝生はしおれ、やがて枯死するといわれています。 それだけ芝生にとって、水は重要なので、芝生に水を供給する水やりも重要ということになります。
芝生の水やりは、お庭の土壌の状態に合わせて行うことが大切です。 水やりをしすぎて水が多い(水過多)状態になってしまっても根腐れを起こしたり病害の被害にあったり藻や苔が発生したりすることもあります。水やりが足らなくても芝生の葉先が丸みを帯びたり葉が萎えたりやがては枯死してしまうこともあります。 水分バランスがとれた状態であることが重要で『水やり3年』芝管理のプロの世界ではそう呼んだりします。
・芝生の水やりのタイミング。いつ、どれくらいの頻度でやるの?
良好に生育している芝生の場合、水やりは朝8時前にまでにやるのがおすすめ。 朝8時前までに水やりするのは、葉が濡れている時間が短くなり、病害が発生しにくくするためで、朝露を水やりによって落としてやることも病害の発生を抑えるのに効果的です。午前8時前にみずやりをすれば、夜など長時間にわたり葉が濡れていないので病害の発生を抑えます。 また水の蒸散効果により地温の上昇を防ぎます。特に、夏季の寒地型芝生のお手入れに有効です。土壌温度を低く保つために行います。 水やりの頻度は土壌の状態によって大きく変わります。参考までに一例として、高麗芝などの暖地型芝でしたら、雨が降らない場合2~3日1回の頻度で水やりしましょう。ケンタッキーブルーグラスなどの寒地型芝は特に乾燥に弱いので1日から2日に1回の頻度で水やりします。
・植えたばかりや弱った芝生の水やりは?
種まきや芝張りをしたばかりの初期生育中の芝生や生育が悪い芝生は根が十分に生長していませんので、状況に合わせてこまめな水やりが必要になります。1日あたり複数回の水やりがおすすめ。 特に芝張り直後の場合、根へしっかり水を届けられるように苗の側面から水が溢れるくらいたっぷりと水やりをします。蒸散が激しい夏は、水をたっぷりあげましょう。また、根が未発達のため土壌の上層部は乾きやすく、水不足になりやすいです。その場合、やむを得ず土壌の様子をみながら、回数を多く水やりします。
・芝生の水やりの方法は?
水やりの方法はホースリールなどを使った、手散水と、スプリンクラーを使った自動散水があります。 面積があまり大きくなかったり、入り組んだ形になっているお庭には手散水がおすすめです。 自動散水は比較的広いお庭だけでなく、忙しくて思うように水まきができない場合は、タイマーを連結して水やりすることができます。地中に埋め込まなくても、簡易的にホースを地上にはわせて行うこともできます。 ただし自動散水ですと、スプリンクラーの散水パターンや、設置位置によって、部分的に水が不足しているところがあれば、合わせて手散水により補います。
芝生のお手入れで大事な水やり、わかっていただけましたでしょうか。
何にも雨が降らない日が続くと芝生は乾燥害で傷んで、枯れてしまうこともあります。
芝生の様子を見ながらバランスよく水やりしてくださいね。
みなさん、難しく考えなくて大丈夫、芝生を満喫しましょう。
バロネスダイレクトは芝生のあるお庭づくりを応援します。
芝生のお庭づくりに役立つ情報満載の『なるほど芝生の豆知識』もご覧くださいね。