こんにちは。バロネスダイレクトのむらしたです。
芝生のよくある質問についてお答えします。
芝生の日常的な手入れってどんなことするの?
お庭に芝生を植えたばかりという方や、これから芝生を植えようと検討中の方は芝生はどんな手入れが必要なのかわからずに困ってしまうと思います。
日本では自然に芝生のような草原はできずに人間が手を加えずにいると森林が出来てしまう環境です。そのため芝生は芝刈りや水やり、草取りなど人が手を加えて初めて綺麗になります。なので、芝生の手入れはとても大切。
芝生にはいろいろな種類があり、種類によって手入れの仕方も変わりますが今日は一般的な芝生の手入れをご案内します。
・一番大事な手入れは芝刈り
芝生はいろいろな種類のものがありますが、どんな芝生も芝刈りしなければいけません。芝生は芝刈りすることで初めて芝生となるといっても過言ではないのです。
特に切れ味のよい芝刈り機で頻度よく刈り込むことで芝生は密度を増して綺麗になりますので、芝生の手入れでは一番大事なものとなります。
ひとつ芝刈りする時に覚えておいていただきたい大事なルールがあります。芝刈りルール3分の1法というのですが、これは芝刈りをする際に1度に刈ることが出来る芝生の長さの限度のことです。芝生全体の長さに対して上から3分の1以上低く刈らないというのが芝刈りルール3分の1法になります。 これを守らずに長く伸びた芝生を一気に短く芝刈りしてしまうと『ジク刈り』といって芝生を茶色く弱らせてしまう原因になりますので、気を付けましょう。そのためには頻度よい芝刈りが大切になります。
芝刈りの頻度は芝生の種類によりますが、最低でも3分の1法を守って行ってください。
高麗芝の場合は夏の一番生育する時期に刈高が20mmくらいでしたら、週に1~2度は芝刈りしましょう。
芝刈りルール3分の1法について詳しくはこちら。
http://www.baroness-direct.com/fs/baroness/c/0000000431/#bb
・水やり、草取りも大切
芝生は雨が降らない日が続くと芝生の葉先が丸みを帯びたり葉が萎えたりやがては枯死してしまうこともあります。
そのため、水やりは大事な芝生の手入れです。高麗芝、野芝などの暖地型芝は夏の暑い時期は雨が降らない場合1~2日に1度、春と秋は2~3日に1度程度あげます。ケンタッキーブルーグラスやベントグラスなどの寒地型芝はこれよりも頻度高くやりましょう。
水やりの方法はホースリールを使った手まきとスプリンクラーを使った自動散水があります。自動散水は手間が省けますが、設置場所等により、撒きムラが出てしまうことがありますので、その場合は手まきで補いましょう。
雑草も芝生を衰退させる原因になります。そのため草取りなど除草作業も大事な芝生の手入れです。
芝生が密度高く生えそろっている場合、雑草は侵入しにくいのですが、芝生が傷んで、裸地ができるとそこに雑草が侵入しやすくなります。雑草が生えてきましたら手や草取り器など使ってとっていただくか、日本芝など除草剤が使用できる芝生もありますので、除草剤を使って駆除します。
芝生にはえる雑草、除草剤について詳しくはこちら。
http://www.baroness-direct.com/fs/baroness/c/0000000510/
・肥料も定期的にあげましょう
芝生は芝刈りによって頻繁に葉を刈り取られるため、栄養となる肥料やりは綺麗な芝生を作る上でとても大切な手入れです。
その中でも肥料をあげる時期はそれぞれの種類の芝生の生育パターンにあわせてあげる必要があります。芝生には大きく分けて夏の暑い時期によく生長する高麗芝や野芝を代表とする暖地型芝と冬も緑のベントグラスやケンタッキーブルーグラスを代表とする寒地型芝にわかれます。暖地型芝と寒地型芝は生育の時期が異なります。それにあわせて芝生に肥料をあげる時期も変わりますので注意が必要ですよ。暖地型芝・寒地型芝、それぞれの芝生の肥料をあげる時期についてご案内しますね。
高麗芝、野芝、バミューダグラスなどの暖地型芝に肥料をあげる時期は3月から11月まで1ヶ月おきに隔月でやります。3月、5月、7月・・・といった具合です。
ベントグラス、ケンタッキーブルーグラス、トールフェスクなどの寒地型芝に肥料をあげる時期は3月から11月まで毎月です。3月、4月、5月・・・といった具合です。
芝生に肥料をあげる時期は肥料の種類によっても変わりますので説明書きを確認してください。
芝生の日常的な手入れ、わかっていただけましたでしょうか。
芝生は植えても、長く伸びてから芝刈りすればいいと思っていたり、草取りや水やり、肥料やりなど定期的に行わないと芝生を綺麗に維持することはできません。でも少し手をかけてあげればそれに答えて綺麗になってくれるのも芝生の醍醐味です。となりの芝生を目指して手入れしましょう。
みなさん、難しく考えなくて大丈夫、芝生を満喫しましょう。
バロネスダイレクトは芝生のあるお庭づくりを応援します。
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