2015.09.10(木)01時00分38秒
こんにちは。バロネスダイレクトのむらしたです。
芝生のよくある質問についてお答えします。
芝生に穴あけってなんのため?
芝刈りや目土入れ、肥料やりなどと並んで芝生の手入れで重要なものの一つである穴あけ。
でも穴あけって、聞いたことがない方も多いと思います。
芝生に穴あけって何のためにするのか、穴あけをするとどんないいことがあるのかをご説明します。
・芝生の穴あけってなに?
穴あけとはそのままですが、芝生の土壌に穴をあけることです。芝生の更新作業のひとつで、別名エアレーションと言ったりします。穴あけの中でもコアリングといって芝生の床土を中空のタインで土壌を抜き取る方法や、ムク(棒状)のタインでコアを抜かずに穴をあける方法などがあります。比べますとコアリングの方が穴あけの効果が高いですが、芝面を荒らすといったデメリットがあります。
・なんで芝生には穴あけが必要なの?
芝生は畑の作物などと違い、一度植えてしまうと土壌を耕すことができないといった特殊な環境で生育しています。そのため、長年育てていると表層近くの土壌が固まってしまい、土壌中の酸素が不足したり、透水性が落ちたりします。また土壌表層に芝生の老廃物であるサッチの蓄積が多くなりその過湿などが原因で芝生が元気に育たなくなってしまいます。 穴あけをして新たに土(砂)をいれることで土壌の固結の緩和し通気性の促進、水の浸透の促進、サッチを減らし残るサッチの分解を促進するなどの効果があります。特にゴルフ場のグリーンで最近多く使われるニューベントはサッチの蓄積が激しいのでその重要性が非常に高まっています。
・芝生の穴あけはいつ、どのくらいやるの?
芝生の穴あけの適期は一般的に芝生の生長旺盛な時期となります。 具体的にはベントグラスやケンタッキーブルーグラスなどの寒地型芝は地温が5度以上になる春から梅雨までと地温が25度から10度までの秋が適期となり、高麗芝やティフトンなどの暖地型芝は地温が15度以上になる初夏から晩夏が適期となります。 夏の暑い時期は避けましょう。 穴あけの頻度は芝生の生長や土壌の団結の程度によって異なりますが、目安として年に1~2回となります。
・芝生の穴あけはどうやってやるの?
穴あけは、マイナスドライバーなどの工具を使って穴をあけてもよいですが、専用のタインエアレーター(穴あけ器)で行なうと便利です。専用のタインエアレーターは家庭用としては足で踏んで使用するものが一般的です。 ムク(棒状)のものよりは、土を抜き取るタイプのタインエアレーターを使用してコアリングすると、より高い穴あけ効果が得られますのでオススメです。 穴あけ後は、根が乾燥しないように遅くとも翌日の午前中までに目土をしてください。
芝生にする穴あけの重要性がわかっていただけましたでしょうか。
大切な芝生にわざわざ穴をあけ見た目が悪い状態にしてでも、綺麗な芝生を長く楽しむためには穴あけは必要なお手入れになります。体力的にはとても大変な作業なので、お庭の広い方は部分ごと日を分けてやるなど工夫してください。
みなさん、難しく考えなくて大丈夫、芝生を満喫しましょう。
バロネスダイレクトは芝生のあるお庭づくりを応援します。
芝生のお庭づくりに役立つ情報満載の『なるほど芝生の豆知識』もご覧くださいね。
こんにちは。バロネスダイレクトのむらしたです。
芝生のよくある質問についてお答えします。
芝生に穴あけってなんのため?
芝刈りや目土入れ、肥料やりなどと並んで芝生の手入れで重要なものの一つである穴あけ。
でも穴あけって、聞いたことがない方も多いと思います。
芝生に穴あけって何のためにするのか、穴あけをするとどんないいことがあるのかをご説明します。
・芝生の穴あけってなに?
穴あけとはそのままですが、芝生の土壌に穴をあけることです。芝生の更新作業のひとつで、別名エアレーションと言ったりします。穴あけの中でもコアリングといって芝生の床土を中空のタインで土壌を抜き取る方法や、ムク(棒状)のタインでコアを抜かずに穴をあける方法などがあります。比べますとコアリングの方が穴あけの効果が高いですが、芝面を荒らすといったデメリットがあります。
・なんで芝生には穴あけが必要なの?
芝生は畑の作物などと違い、一度植えてしまうと土壌を耕すことができないといった特殊な環境で生育しています。そのため、長年育てていると表層近くの土壌が固まってしまい、土壌中の酸素が不足したり、透水性が落ちたりします。また土壌表層に芝生の老廃物であるサッチの蓄積が多くなりその過湿などが原因で芝生が元気に育たなくなってしまいます。 穴あけをして新たに土(砂)をいれることで土壌の固結の緩和し通気性の促進、水の浸透の促進、サッチを減らし残るサッチの分解を促進するなどの効果があります。特にゴルフ場のグリーンで最近多く使われるニューベントはサッチの蓄積が激しいのでその重要性が非常に高まっています。
・芝生の穴あけはいつ、どのくらいやるの?
芝生の穴あけの適期は一般的に芝生の生長旺盛な時期となります。 具体的にはベントグラスやケンタッキーブルーグラスなどの寒地型芝は地温が5度以上になる春から梅雨までと地温が25度から10度までの秋が適期となり、高麗芝やティフトンなどの暖地型芝は地温が15度以上になる初夏から晩夏が適期となります。 夏の暑い時期は避けましょう。 穴あけの頻度は芝生の生長や土壌の団結の程度によって異なりますが、目安として年に1~2回となります。
・芝生の穴あけはどうやってやるの?
穴あけは、マイナスドライバーなどの工具を使って穴をあけてもよいですが、専用のタインエアレーター(穴あけ器)で行なうと便利です。専用のタインエアレーターは家庭用としては足で踏んで使用するものが一般的です。 ムク(棒状)のものよりは、土を抜き取るタイプのタインエアレーターを使用してコアリングすると、より高い穴あけ効果が得られますのでオススメです。 穴あけ後は、根が乾燥しないように遅くとも翌日の午前中までに目土をしてください。
芝生にする穴あけの重要性がわかっていただけましたでしょうか。
大切な芝生にわざわざ穴をあけ見た目が悪い状態にしてでも、綺麗な芝生を長く楽しむためには穴あけは必要なお手入れになります。体力的にはとても大変な作業なので、お庭の広い方は部分ごと日を分けてやるなど工夫してください。
みなさん、難しく考えなくて大丈夫、芝生を満喫しましょう。
バロネスダイレクトは芝生のあるお庭づくりを応援します。
芝生のお庭づくりに役立つ情報満載の『なるほど芝生の豆知識』もご覧くださいね。