「3.11」それは、多くのものを失った日でした。
(2011.3.11 東日本大震災)
父と娘は車で避難するも孤立状態に。
妻は辛くも自衛隊のヘリで救出されました。
自宅は、建物は残ったものの床上浸水。
敷地内には泥や瓦礫が流れ込み、車庫内のバロネスも水没。
何度も泣きました。
親と妻子を避難させ、復旧を始めましたが、
泥をかぶった芝のことが頭から離れませんでした。
少しの「休憩時間」を見つけては芝の上の泥を取り除きました。
ベタベタの泥が芝に絡みつきました。
心が折れそうになりながらも頑張ることができたのは藤野様のお蔭でした。津波を被り、死に体の愛機を、心を込めて修理してくださったのです。
芝は、徐々に元気になってきましたが、今度は雑草に悩まされています。津波は海~田畑の土をさらいながらやって来て、今までには無かった種類の雑草が全面に生えてきました。
それでも、あきらめません。藤野様はじめ共栄社の皆様のお励ましが、常に心のなかにありますから。
心から感謝いたしております。
現在の芝をご覧ください。この芝は、我が家の復興のシンボルです。芝とバロネスと共に復興を続けていきます。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。